■家を建てたきっかけは?住まいるに決めた理由は? ご夫婦:家を建てることは結婚当初から考えていました。実際に土地を探し始めたのは建築の1年ほど前からで、先に家をどのようにするのかを具体的に考え、その希望する家が建てられる土地を探すという家主体で進めました。建築地に関しては私(奥様)の実家の近くというのが条件でした。 奥 様:建築会社については最初は建てたいお家のテイストから輸入住宅の会社2社ほどで話しをしていました。そのうちの1社では図面作成・融資の段取りまで進めていたものの、モデルハウスを見学した時に建具の具合が気になり全体的に納得のいく出来映えでなかったり、打合せにおいて私たちの意向をうまく汲み取ってもらえなかったりと、不安材料があったことで契約には踏ん切りがつかなかったんです。それで思い切って以前に勤めていた『住まいる』に相談をしてみることに。最初から相談をしなかったのは、私が見てきた『住まいる』のお家が、私達の思い描く家と趣が違うので無理だろうなと思っていたからで、いざ相談してみると「工夫をすれば出来る!無理ではない。」と言ってもらえ、お願いすることにしました。
■建てる際にこだわったことは?
ご主人:全てです。実は自分が小学校4年生の頃から大好きで何度も見ているアメリカ映画に出てくる家に憧れていて、家を建てるならこんな家にしたいという夢をずっと持っていたので、形はもちろん窓の位置までこだわって再現しました。外壁は外観のテイストを壊さないように且つ色落ちのことを考えて割高ではありましたが今のサイディングを選びました。そして2階には趣味部屋として防音室を。サウンドバックが欲しかったのと、趣味の一つがサンプリング(楽曲の製作)をすることだったので確保しました。残念ながら今はどちらもお休み中なのですが…。 ご夫婦:輸入住宅のようなこのお家で実際に輸入建材を使用しているのはドアだけ。特に取手が重要で、日本製のものでは気に入るものがなかったため、これだけは輸入材を使ってもらいました。因みにドア枠は日本製のもので、そのドアにあうものを探してもらったので輸入住宅のモデルを見て危惧していた納まりも納得のいくものになりました。更には扉の色がそれぞれ違うのは無塗装品だったものを、好きな色に塗装してもらったからなんですよ。 ☆その映画を見せて頂きましたが、シンメトリーになっている外観はもちろん洗面所のタイルの壁等、内観の随所にもその映画にでてくるお家の雰囲気が反映されていました。因みに急勾配の屋根は、大工さんも「こんなのは初めて」と驚くいたほどの傾斜になっています。 奥 様:キッチンは私が作業をする「私の部屋」だという想いがあるので、寛ぐスペースと作業をするスペースを区別したく、キッチン・ダイニングとリビングは中央にある玄関ドアを挟んで両側に分けた間取にしました。それから、一部のクロス(靴箱、トイレ、玄関真正面壁etc)と照明は自分でネットで探したものです。
■実際に住んでみての感想は?
ご主人:家は建ちあがったら終わりではなく、住み始めて自分たちで住み心地がいいいように育てていくものだと思っています。だから、まだまだしたいことはあるし、途中の段階なんです。今考えているのは木製のカーポートかアメリカンガレージをいつかは付けたいということですね。 奥 様:手摺一つにしても私たちが希望するのものが住宅用では見つからなかった時には商業用や医療施設用から幅を広げて探し提案してくださったりと、あらゆる部分で妥協をすることなく可能な限り希望を叶えてもらっています。だから「我が家以上に良い家はない」と言い切れるぐらい満足しています。また広い庭は花を育てるのが大好きなので1日中外で作業をしていても苦になりませんし、今年の夏は数えきれないくらい友達とバーベキューをしたりしてマイホームライフを楽しんでいます。
■最後に住まいるへの感想などあれば。
私達自身、想いを形にするために勉強をして家造りに挑んだので迷いがありませんでした。だからこそ出てくる希望も沢山ありましたが、その希望に対して他社では「無理です。」「出来ません。」と言われたことも、住まいるでは一度も言われませんでした。色々と工夫をしてくだっさったのだと思います。
編集後記
これまでにも何度かお邪魔させてもらっていますが、訪問のたびに庭に塀が出来ていたり、ウッドデッキに屋根がついていたりと、本当にご主人の言葉通り、楽しみながらお家を育てていらっしゃると思える進化中のお家です。次はどう変わっているのか楽しみです。 (編集 松村 祥子)
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